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ビジネスシミュレーション オイルとガス事業の事例 公共事業の事例 その他の事業の事例

Ps Studioの参照事例

ビジネス・シミュレーション

Ps Studio を使った動的シミュレーションによって、会社でリスクを回避し、さらにコントロールできる将来のシナリオを導くことが可能になります。また、様々な戦略決定で決めねばならない各種の変数を 、モデル上で系統的に変更してシミュレーションを実施することで、会社の将来の姿を予測することも可能になります。その結果、戦術と戦略の意思決定において 、時間経過と共に変化する経済・社会環境の中で、たえず有利な立場に立ち続けることができる 可能性が高まります。このようにビジネス・プロセスをモデル化してシミュレーションにより問題解決する過程を”ビジネス・シミュレーション”と呼んでいます。

さて、Ps Studioを活用したビジネス・シミュレーションで、以下の内容が可能になります。

@様々な状況の仮説に基づくシナリオ(What-if scenario)を編み出してテストでき、それにより、
  会社の将来に影響を及ぼすに違いない好ましい要因を洞察できます。

A
時間経過に伴う変化がビジネスにいかに影響を及ぼすかについて 、テストや分析が容易に
  なります。

Bその過程で、どの要因が実質的な中核要因で、どの要因がそうでないかなども把握するこ
  とができます。
Cはっきり見えていなかった実質的なリスクが、モデリングとシミュレーションを通して顕在化
  され、リスクをリスクとして認識して、それを回避するための対策を前もって立案できます。
Dマネージャはビジネスで実際に立ち向かう前に、ビジネス・シミュレーションで業務における
  意思決定や戦略を試すことができ、問題が発生する前に問題を理解し、対策を準備して
  おくことができます。
E優れた計画と戦略の決定モデルおける重要なデータは、ビジネスの進行に伴って継続して
  更新され、その経過は会社のデータベースに保管されていきます。Ps Studioそれらの
  データベースであるOracle
SAP BIAccessなどとの直接的な接続ができますから、
  ビジネス・シミュレーションにおいて、その時点ごとの状況に関する信頼できる情報を容易
  に活用できます。

結局、モデルを開発する場合には、ビジネス・プロセスに関する多くの情報を収集します。従ってこのようなモデリングに取り組むこと自体がビジネスの素晴らしい学習過程になるのです。また、ビジネス・シミュレーション・モデルは、企業 グループ、会社、事業部、部・課などのそれぞれのレベルのビジネス・グループが、戦略や意思決定のための共通の理解を築くために、コミュニケーション・ツールとしても重要な役割を担うことになります。


ビジネス・シミュレーションの成功事例

欧米では経営の場において、ビジネス・シミュレーションが幅広く活用され、ビジネスを成功に導いています。Powersim Software ASの幾つかの顧客の事例を紹介します。
世界で主要なPs Studioの顧客については、ここをクリックしてPowersim社のWebサイトでご覧ください。

オイルとガス事業
Powersim社の顧客の多くがエネルギー分野で操業しています。そこでは、シミュレーション、リスク分析、最適化が使用目的として多く採用されてきました。Ps Studoが使われてきたプロジェクトの事例を紹介します。

スタットオイルの予測とリスク評価の事例
統合されたシミュレーションツールにより、生産状況のリスク評価をしながら、選択されたオイル・ガス田における生産予測を算出します。  
更に詳細⇒Oil&Gas-1

オイルの生産から精製までの会社の事例
この大手の石油生産・精製所は、投資、市場要件および油分組成と、原油の供給可能性との間の適正なバランスを見だすためのツールを必要としていました。Powersim 社は顧客のサプライチェーンにおいて、より良い状況を見だすためのシミュレーションモデルを開発しました。想定される様々な市場における生産条件の選択肢を比較するために、
このモデルにより想定した操業状況を動的に予測することができるようになりました。 更に詳細⇒Oil&Gas-2


公共事業
Powersim社の顧客の多くが公共事業分野に属しています。
そこでは、シミュレーション、リスク分析、最適化が使用目的として多く採用されてきました。Ps Studioが使われてきたプロジェクトの事例を紹介します。

ガスネットワークのシミュレーションの事例
このモデルは、需要予測、資産管理、経営企画そして料金管理の間の動的な関連性を算出します。このシミュレーションモデルは公共事業部内向けの予測ツールとして使われています。これを使用することにより、シナリオ・プラニングにお ける繰り返し時間間隔を大幅に短縮できました。  更に詳細⇒Utility-1


災害対策:ガス爆発の事例(GISとの統合)
地理情報システムGISとPs Studioとを結合したシステムの事例について紹介します。現在、公開されている適用例は、ガス爆発による有毒ガスの流出シミュレーションと、降雨による滞留水のシミュレーションがあります。対象とする地域のGISPs Studioが一体となれば、セキュリティの領域だけでなく、農林水産、環境、ビジネス全般とあらゆる領域で有効な活用が可能となり、その成果も大きいだろうと予想されます。  
更に詳細⇒Utility-2


その他の事業
Powersim社の顧客の多くが、シミュレーション、リスク分析、最適化を、Ps Studioの使用目的として多く採用しています。その事例を紹介します。

生産プラントの計画の事例
工場の生産規模と必要な貯蔵量をどのようにして決めるか。即ち、貯蔵単位が一杯の場合も空の場合も、一連の生産時間を最短にするために、生産ラインをいかにバランスさせるか を考慮して決定する必要があります。そのためにモデルが構築されました。  
更に詳細⇒Other-1

料と食品会社の事例
その会社では、いかにして物品が、供給業者から製造業者に、次には販売業者に、そして最期には消費者に流れていくかについて、 その単純な概念を管理者に知らしめて理解させる必要があり、そのためにモデルが使われました。
更に詳細⇒Other-2

セミコンダクターの装置ビジネスの事例
上席管理者は彼らのビジネス領域で、厳しい競争の実態とその動きを演習する必要に迫られていました。それで戦争ゲームが、上席管理者に向けての演習の場で取り上げられました。250人の管理者は25チームに分けられ、各チームは10人で、全員が参加しました。それぞれのチームはコンピュータ・モデルに対抗してゲームを行いました。
更に詳細⇒Other-3

農業肥料の製造会社の事例
このシミュレーション・モデルは、小麦の生産における肥料の使い方の指針を与えるものです。このモデルには、肥料製造から小麦の生育までのバリューチェーン全体が含まれています。それは、肥料製造における原料から栄養素の供給における指針までの全ての過程です。
更に詳細⇒Other-4